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餅は餅屋

2020年12月14日

「じゃあお前が医者になれよ」

「だったら自分で不動産屋やればいいじゃん」

というツッコミを受ける人が多くなっています。おそらくネットが普及した結果、こうした「にわか知識」で理論武装する評論家みたいな人が増えているのかもしれません。

せっかくその道のプロと呼ばれる専門家がいるのに、全幅の信頼を寄せて任せることをせず、いちいち自分で調べて知識で対抗する人って正直「うざい」と思われますよね笑

自分の仕事でそういう顧客が現れた時、その人はどう思うのでしょうか?

思うに江戸時代など、以前の日本では大半の人が自営業だったのでこうした問題は起こらなかったと思います。だって、その道のプロがいるのに、その人に対抗しようと知識や技術を身につける時間って相当、無駄ですよね。

地頭がいい人はそれをわかっているんですが、いわゆる秀才タイプというか「小利口」な人ってすべてにおいて器用にこなしたがります。きっと受験教育の弊害で得意科目だけ伸ばせばいいのに、国語も算数も理科も社会も英語も5科目すべてをマスターしようとして生きてきたから、そういう思考回路が出来上がっているのではないでしょうか?

日本のサラリーマンはそれの最たるもので、いわゆる「メンバーシップ型」と言われる世界では相当、異端な働き方がまかり通っています。ジョブ型と言われる欧米の働き方と違って、自分の得意分野が特になく、会社の中でそつなく何でもできる、いわゆる「ゼネラリスト」であることが求められる働き方なんですね。

これが日本だけ「就職」ではなく実は「就社」と言われる所以です。その弊害が現在、多方面で噴出しています。コロナ禍だから三密を避けるためには都心に通勤せず、テレワークで自宅で仕事をすれば良いだけなのに、ジョブ型に移行せず漫然とメンバーシップ型でやってきた企業は相変わらず社員を通勤させています。

これはあたかもネットが普及した時代にも関わらず、みんなで集まって田植えや稲刈りをしているのと何ら変わりがありません。こういった5科目すべて完璧を目指したり、ゼネラリスト的な働き方が「餅は餅屋」という本質的な価値がおざなりになってしまっている原因であるように感じます。

人生は有限です。時間=命ですから大事なことは人生の出来るだけ早いタイミングで自分の好きや得意分野を見つけて、そこに全身全霊と時間を費やすことでパフォーマンスの最大化を図ることではないでしょうか?

「餅は餅屋」だし「医療は医者」です。「住まい選びは不動産会社」となるくらい、誰もが安心して住まい選びを任せられるプロが世の中に溢れる時代が来るように、引き続き頑張ります。

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