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夫婦のコミュニケーション密度が成功のカギを握る その2

2015年8月19日

「もう、お前に任せるよ」

また別のご夫婦のケースです。ケンカのもとは、ご主人の「もういいよ、お前に任せるよ」でした。この場合も前出のケースと同様、なかなか結論が出ない妻にいら立った夫が、サジを投げた格好で言ったひとことです。

「妻はいつもこの調子なんですよ」とご主人がぼやきます。「デパートに買い物に行っても、さんざん引き回された上に、コートを買う予定が食器になったりするんですから。わけがわからないですよ」と。

こうした女性心理を説明するために、もうひとつのケースも挙げておきます。奥さんは、素敵なモデルルームを見てウキウキしておしゃべりしていた最中に、ご主人に「結論から言えよ」と言われ、「冷水を浴びせかけられた気持ちになった」と言います。「どうして、おしゃべりに結論が必要なのよ」と口を尖らせます。

女性はプロセスを楽しみ、男性は結果を求めます。買い物にせよ、おしゃべりにせよ、女性にとってはその行為自体が楽しいイベントです。まして、その対象がマイホームとなれば、テンションは否が応でも上がります。

しかも、共通の話題がなくなりつつあるなかで、久々のビッグな共通の話題です。この機会におしゃべりもしたいし、あれこれ迷うプロセスもまた楽しいイベントなのです。

男性は仕事上、目標を設定し、いかに合理的かつ短期間で目的を達成するかを求めらます。しかし、マイホーム探しは仕事とは違い、少々まだるっこいかもしれないですが、家族の一大イベントとして会話を楽しむ余裕があると、嬉しいですね(^^)

一見たわいのない会話のなかから、家族のかたちや理想のライフスタイルが見えてくることもあります。ある程度の誘導は必要ですが、会話そのものを封じてはせっかくの一大イベントがもったいないのではないでしょうか。

「いい加減にしろよ」「お前に任せるよ」「結論から言え」は、いわば会話封じの言葉。女性―奥様にとっては、まさに「禁句」です。

因果応報―もし、こんな言葉で会話を封じたら、定年退職後、家族の会話から閉め出されるのは、他でもない男の方ではないでしょうか。

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住宅を購入することは、ご夫婦が日頃、どのくらい本当に分かり合って、真の意味でお互いに満たされているかが赤裸々になる、文字通り「人生の一大イベント」なんですね。

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