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歴史は繰り返す

2015年8月7日

ここのところ、首都圏のマンション価格の高騰が著しいですね。先日の日本経済新聞の記事でも、一戸建ての価格は横ばいにもかかわらず、マンションは右肩上がりで上昇が続いています。私のクライアントさんでも、マンション希望の方は「オリンピック後まで待つ」と静観している方もいらっしゃるくらいです。

価格は需要と供給のバランスで決まるので、誰が買いたがっているのかを紐解くと、外国人、とりわけ中国の方がとても多いことがわかります。私は「まるでバブル時代の日本が、ニューヨークの不動産を買い漁った時のようだ」と感じました。

1992年 ジュリアナ東京

1992年
ジュリアナ東京

中国経済を見ると、一党独裁政治による不完全な経済環境が招いた株高が気にかかります。グラフを見ると絵に描いたような右肩上がりで、まさに土地神話に支えられた日本のバブル時代を髣髴とさせるのです。

当時の日本も、護送船団方式に守られた官製経済で諸外国から「唯一、成功した社会主義国家」と揶揄されたほどでした。「土地の値段は下がらない」と今では信じられない土地神話と「株は儲かる」という根拠の無い「財テク」に狂喜乱舞した時代です。

現在の中国もバブルだという人もいます。先のことは誰にもわかりませんが、たいせつなことは「実需に即しているか」ではないでしょうか。ほんとうに「ずっと住み続けたい」と思う人がどれだけいるのかで、不動産の「ほんとうの価値」が決まります。

「儲かりそうだ」という「うたかたの泡」のように消えてしまう、そんな「人間の欲」に踊らされたり、高値掴みをさせられないように「じいっ」と冷静に「ほんとうの価値」を見極める目を持ちながら、適正価格で住宅を購入したいものですね。

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