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石橋を叩いて、叩いて、叩いて渡る

2015年8月1日

昨日のクライアントさんは、7月の中ごろに社団のホームページを見て電話をいただいた、未だ探し始めたばかりの若いご夫婦でした。でも、とある不動産屋さんに案内されて見た1件目の物件をすごく気に入り、思わず買いそうになったんだそうです!

その時は、ご両親や周りの人から反対されて思いとどまったそうですが。その後も数件見るたびに「欲しい!」と思う気持ちが湧いてきて、「物件のどこをどう見たらよいかわからない~!」と困ってネット検索したところ、私のホームページに行き着きました。

社団のある横浜ランドマークタワーのラウンジでお会いして、じっくりとお話をお伺いするうちに、まだまだお二人の中で判断基準ができていないことがわかりました。住宅購入のフローは「情報収集」と「購入検討」の2段階に分かれます。

これまで、不動産購入をしてきた方の多くが、ポストに投函された物件チラシや、ネット検索でたまたま見た物件を実際に見て、気に入って買ってしまうという流れでした。これだと「情報収集」を飛ばして、いきなり「購入検討」の段階に入ってしまっています。

今回のクライアントさんも、周囲が止めなければこの流れで、いわゆる「勢い」で買ってしまっていたことでしょう。このような買い方は、買ったときは良いですが、後々「こんなはずじゃなかった」と後悔するリスクが高いのではないでしょうか。

実際、その後に私と「情報収集」の段階を経て、何度もさまざまな物件をご見学いただくうちに、ご主人と奥様それぞれの「こだわりポイント」がたくさん出てきて、熱く意見を交わすことが増えてきています。

これは、すごく良い兆候ですので、私はお二人が納得いくまでぶつかり合い、考え抜いて「雨降って地固まる」状態になるまで、じっくりお付き合いさせていただくつもりです。

住宅は「人生でいちばん高いお買い物」で、ほんとうに「買った」と言えるタイミングは数十年後の住宅ローンを支払い終わった時です。

ご家族の命と財産を守る住まい選びは、慎重に、慎重に、石橋を叩いて、叩いて、叩いて渡るくらいがちょうど良い、と強く感じています。

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