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不動産のネット検索という「時間のムダ」

2015年7月6日

え!この物件も初めて見ました。ネットに全部の不動産物件が出ていないのは、ほんとうなんですね。。。

これは昨日、初めてお会いしたクライアントさんの言葉です。この方は2歳の男の子のお母様で不動産会社になかなか行く時間が取れず1年以上、ネットで住まい選びをしていました。今回、口コミで当社団のことを知ったそうです。

不動産というのは商品の特性上、下記のような理由で情報公開が大幅に制限されることが多々あります。

・売りたいけど、隣の人に知られるのは、嫌

・まだ住んでいるのに、知らない人にじろじろ見に来られたくない

・不特定多数の人がひっきりなしに見に来て、駐車などで隣近所に迷惑がかかる

・大切な家族との思い出が詰まった家を、知らない人に勝手に入って欲しくない

売る側の立場になって考えれば、このような気持ちは共感できるのではないでしょうか。自動車などの工業製品とは異なり、売り手の思い出や個人情報など、たいせつなものがいっぱい詰まっているのが不動産という商品なのです。

私は常々、こうした情報をもっと繊細に扱いたいし、その必要性を声高に訴えています。新聞の折り込みやポストに投函されるチラシや、不特性多数の人が閲覧するインターネット上にたいせつな情報を晒す正当な理由など、実はあまりありません。

「情報の質」という言葉があります。石ころと宝石との違いのように、物事は万事においてそうですが、簡単に得られるものほど価値はありません。あらゆることをネットで調べることが当たり前になった時代こそ、この「物事の本質」を再認識することが大切です。

結局、一年以上かけてなかなか良い物件に出会えなかったこのクライアントさんも、私がお見せした中でご自身にとってキラリと光る宝石が見つかったようです。

「この一年以上、ネットで隈なく物件を探し続けていた“つもり”になっていた時間は一体、何だったんだろう」とポツリと仰っていたのが、印象的でした。

時間はとても大切で、価値あるものです。ネット上で不動産を探している“つもり”になっている時間を、ご家族との語らいや仕事の自己研鑽、本を読んだり音楽を聴いたり、絵を描いたりする芸術活動など、それぞれ有効に使っていただきたいと切に、願います。

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