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戸建とマンションを見比べる

2015年3月28日

先日、テレビでお笑い芸人コンビ「ダイノジ」の大地さん家族が、住まい選びをする企画を見ました。

予算は5,000万円で当初は戸建で探していたのですが、なかなかご主人と奥様双方の要望を満たす物件が無く、それではマンションも検討しましょう♪という流れになりました。

その不動産営業マンが提案してきたのが、なんと4,980万円のマンション!

「ええっ!」と驚いているうちに大地さん、そのマンションを気に入ってしまいます。

営業マンも大喜びで、あれよあれよという間に契約か!という流れ。

「あわわわわ・・・」私は一人、テレビのこちら側で慌てていました。

しかし、その場で契約ではなく、持ち帰って考えることになり、少し日が経って契約をしようとしたら、そのマンションは他の人が申込をしてしまっていました。

大地さんはがっかりして、スタジオで報告をしていたのですが、コメンテーターの方々がみな、口をそろえて「物件はご縁なんだから、その場で契約できるように、いつもハンコ持ち歩いてなきゃ、ダメよ」なんてことを言っていました。

この話、実は住まい選びをする上で、すご~く大きな落とし穴があるんですけど、読んでみて、どう感じられましたか?

そうです。戸建とマンションの予算が同じであることが、とて~も大きなリスクを孕んでいます。

マンションは、ご存知の通り戸建には無い管理費や修繕費、そして車を所有していれば駐車場代がかかります。首都圏ではおおむね、月4~5万円といったところでしょうか。

月5万円で計算すると、1年で60万円。10年で600万円。30年で・・・1800万円になります。

戸建とマンションを見比べる場合、この金額を考慮する必要があるのではないでしょうか。

そうしないと、同じ価格の戸建とマンションを比べると当然、マンションのスペックの方が良く見えることが多いのです。

「燃えるゴミ」と「燃やせるゴミ」の違いのように、「買える価格」と「買う価格」は、大きく異なります。

大地さん、仮にこのマンションが契約出来て、住宅ローンの審査をした場合、普通に通ってしまいます。

銀行もローン審査の際の返済比率を計算する際に、管理費等は考慮しません。なんとも、不思議です。

「安心感にこだわった住まい選び」には、こうした一見、わかりにくもの、目に見えにくい情報ほど、とてもたいせつなんだと思います。

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